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格安SIMにすることでスマホ代が安くなるのは本当です。
でも、本当に安くていいものならなぜ普及しないのかと思うのではありませんか?
格安SIMには安くなるというメリットがある反面、デメリットもあるんです。
この記事ではそんな格安SIMのデメリットを実体験に基づいてお伝えしていきます。
格安SIMを使っているからこそわかることも書いていますので、格安SIMに興味を持っている人や乗り換えようか悩んでいる人の参考になればと思います。
格安SIMを使って感じたデメリット12個
格安SIMはau・docomo・ソフトバンクのキャリアから通信回線を借りてサービスを提供しているため、設備投資や維持に費用がかかることがありません。
また、インターネットを通してのサービスが中心で、店舗が少ないことからも人件費や設備投資の削減ができます。
こうして経費の削減を行うことで運営費を安くすることができるため、サービスの提供も安くすることができるんです。
しかし安くなる反面、デメリットもあります。
実際に使って感じた格安SIMのデメリットを12項目に分けてお伝えしていきますので、後悔のないようどんなデメリットがあるのか乗り換え前にはしっかりと把握しておきましょう。
通信速度が遅く不安定になりやすい
格安SIMはキャリアから通信回線を借りているとはいえ、回線の全てを共有しているわけではなく、回線の一部を貸してもらっているような状態です。
そのため、同じ時間帯に利用者が一斉に使い出してしまうと回線が渋滞してしまい、通信速度は遅くなってしまいます。
とくに朝の通勤の時間帯や昼休み、夜仕事から帰宅してからの時間帯など、利用者が一斉に使い出し回線が混雑するような時間帯は遅くなる傾向にあります。
キャリアであっても、年末年始などにLINEを使うときはなかなか送信できなかったりといった経験はありませんか?
あれも利用者が同時に使い、回線が混雑していることから起こります。
それと似た状況が格安SIMの場合は起こりやすくなります。
通信速度が遅くなると、ネット検索していてもなかなか表示されなかったり、YouTubeなどの動画がフリーズしてしまったりとスマホの利用に悪影響が出てしまいます。
しかし、中にはキャリアと同等の通信速度を持つ格安SIMもありますので見極めが大切になってきます。
サポートが手薄
格安SIMはWEB店舗のみで運営している会社が多く、実店舗を持つ格安SIMが少ないことも特徴の1つです。
実店舗を持たないことで、設備や人件費の削減になり安さに繋がる反面、トラブルがあったときに対人でのサポートができなくなります。
トラブルに対して自分で調べたり、口頭でも解決できる人にとっては気になりませんが、スマホの操作に対して不安がある人にとってはデメリットになります。
ただ、店舗を持つ格安SIMは年々増加傾向にありますので、スマホ操作が不安な人は店舗がある格安SIMを選ぶといいと思います。
通話料金が高くなる
大手キャリアには完全定額での通話かけ放題のオプションサービスがありますが、格安SIMでは完全かけ放題を提供しているプランは少なく、「◯分間は無料」といったプランで提供している格安SIMが一般的です。
さらに、専用のアプリから電話をかけないとかけ放題が適用されないなど、条件付きのプランがほとんどです。
ただ、普段からLINEでんわなどのインターネット回線を利用した通話が多い人は問題ありません。
キャリアのメールアドレスが引き継げない
「〇〇@docomo.ne.jp」
「〇〇@ezweb.ne.jp」
「〇〇@softbank.ne.jp」
上記のキャリアで付与されているメールアドレスは使えなくなります。
新しく「〇〇@gmail.com」などのフリーメールを取得するか、iPhone利用者は「〇〇@icloud.com」で代用することになります。
また、希望があればオプション料金でメールアドレスが付与されたり、無料で付与してくれる格安SIMもあります。
キャリアのメールアドレスが引き継げないことによって、現在アプリなどに登録しているメールアドレスがキャリアメールアドレスの場合、変更しないといけなくなります。
クレジットカード支払いが主流
現在は口座振替ができる格安SIMも増えてきましたが、まだクレジットカード支払いのみの格安SIMも多くあります。
ただ、クレジットカードがあれば対応できますし、クレジットカード支払いの方がポイントも貯まります。
クレジットカードを持っていない人はこれを機に1枚作ってみてもいいのではないかと思います。
主婦の方などクレジットカードが作れない場合は口座振替に対応している格安SIMもありますので安心してください。
キャリア決済ができなくなる
キャリアではアプリの課金などを電話料金に上乗せして支払うことができましたが、格安SIMではそれができなくなります。
ただ、これはクレジットカードさえ持っていれば解決できます。さらにデビットカードやアプリ課金はiTunesカードやGoogle Playギフトカードで支払いしている人はそのままのやり方で利用可能です。
キャリアで貯めたサービスポイントは消滅する
当然ですが、現在契約しているキャリアを解約することにより、サービス保有ポイントは全て失効してしまいます。解約前に使い切ってしまいましょう。
docomo・au・ソフトバンクのサービス保有ポイントの確認方法は以下の通りです。
docomo→dポイント
<確認方法>
①d POINT CLUBにアクセス
②ID・パスワードを入力してログインする
au→au WALLETポイント
<確認方法>
①My auにアクセス
②ID・パスワードを入力してログインする
ソフトバンク→Tポイント
<確認方法>
①My Softbankにアクセス
②ID・パスワードを入力してログインする
使える端末がわかりにくい
格安SIMにはau・docomo・ソフトバンクいずれかの回線を借りているため、auからソフトバンク回線にする場合はSIMロック解除をしなければいけなかったり、そもそも年式の古いスマホは使えなかったりと、どの端末が使えてどの端末が使えないのかわかりにくくなっています。
基本的には回線が変わる場合はSIMロック解除またはSIMフリー端末であること、そのスマホ自体が対応しているかどうかは各格安SIMの公式サイトの「動作確認済み端末一覧」をチェックするようにしましょう。
LINEのID検索が使えなくなる
格安SIMでもLINEアプリは通常通り使うことはできますが、友達登録するときのID検索は使えなくなります。
ID検索は年齢認証が必要となっており、格安SIMでは年齢認証ができないためです。
「ふるふる」や「QRコード」での登録はできるので、そちらで登録するかもしくは格安SIMの中でも「LINEモバイル」ならID検索は可能です。
テザリングが使えない場合がある
テザリングは自分のスマホをWiFiの代わりにしてパソコンやタブレットをインターネットに繋ぐ手法です。
キャリアであればオプション料金を支払うことによってテザリングが可能ですが、格安SIMの場合、一部の端末・回線ではテザリングが使えません。
格安SIMの公式サイトでテザリングに対応しているかどうかは確認できるので、格安SIMでもテザリングを使いたい場合は契約する前に確認が必要です。
MNP時は電話が使えない期間がある
格安SIMでも今の電話番号をそのまま引き継いで乗り換えること(MNP)は可能ですが、MNPでの申し込み完了後からSIMの入れ替え完了までは電話ができなくなりますので電話をよく使う人は注意が必要です。
ただ、最近では格安SIMへの申し込み後期限内であれば、好きなタイミングでMNPの切り替えができる即日MNPサービスに対応している格安SIMも多くなってきています。
また、店舗での申し込みであれば即日切り替えが可能です。
初期設定を自分でしないといけない
格安SIMへの申し込みをWEBでした場合はSIMが到着後、SIMカードの入れ替え作業とスマホに契約した格安SIMの回線を使いますよという初期設定(APN設定)を自分でしないといけません。
また、インターネットに接続していないと設定できないので、WiFi環境が必要になります。
操作自体は手順書に沿って進めれば5分程度で完了する簡単な操作です。
格安SIMのデメリットには気をつけよう
格安SIMの12個のデメリットをお伝えしましたが、どのデメリットにも対応策はあります。
ただ、知っていないと乗り換えた後に後悔することにもなりますので、どんなデメリットがあるのかはしっかりと確認しておきましょう。
デメリットがあるとはいえ、対応できればスマホ代は大幅節約できます。
格安SIMへの乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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